いつまでも幼稚園児

書く練習、書くリハビリ

ゆきゆきて、神軍

キネカ大森で久々に見た。
池谷先生の授業で観て圧倒されてから、6、7年ぶりに。
熱量がスゴイ。奥崎謙三という人物の。でも、やっぱりラストの「息子でもよかった」にはついていけないな…。天皇パチンコの前にもさりげなく殺人犯してるし。

改めて観て傑作だなあ、と。何回も笑っちゃったし。最初のシーンからおかしいだろ…塀の中の仲間の結婚式…反体制的な人たちのほのぼのとした集まり。そしてそのあと戦時中の事件を関係者に執拗に追い詰めていく奥崎。かなりやわらかいものごしから入るが、どんどん狂っていく。やっぱりカメラ向けられてるから過剰に演技しちゃうというのはあると思う。
必死に生きてる人って意図せずコントになるんだよね見る人には。
ゆきゆきて神軍製作ノートをひっぱりだして読もう。
前見た時よりも妻シズミの献身が目についた。なんでそこまで…と思う。他人に迷惑かけてるか否かはべつにして、ふたりは幸せな夫婦だと思う。

最初に見た時の奥崎もシズミもかなり年寄りだと思っていたけど、今のうちの父と同じくらいだしかなりエネルギッシュ。